
最近「副業」という言葉をよく耳にするようになりましたね。
あなたの周りにも、副業をしている方がいるのかもしれません。
そして、この記事を読んでいる方は、
これから副業をするべきなのか迷っているのではないでしょうか。
今回は、そんな「副業」について徹底解説していきます。
■目次
2020年代は副業時代が本格化する!?


理由としては3つあります。
少子高齢化で企業の採用が減少
生産年齢人口が減少するのに、なぜ採用が減少するかといいますと、
現在、少子高齢化によって日本経済が大きく悪化しています。
これにより、子どもの減少を上回るスピードで企業や仕事が減ってきていることで、
企業の採用が減ってきています。
グローバル経済の観点から、日本の経済力が弱くなってきている
以下は平成元年と平成31年の世界時価総額ランキング です。
(平成元年) (平成31年)

日本はこの30年間で世界に追い越されてしまいました。
この30年間で何が起こったかというと「IT革命」です。
つまり、日本はIT革命に乗り遅れたことで世界経済から追い出されてしまったのです。
今お勤めしている会社も、いつ世界に奪われるか分かりません。
日本の企業はもう安心できる企業ではなくなったのです。
だからこそ、個人で稼ぐ術を身に付けていくために副業が必要なのです。
個人の価値観が尊重される時代
昔は良い大学に出て、大手企業に勤めて定年まで働き、老後は年金で暮らすという生き方が当たり前でしたが、今はそうではありません。
その人がどのような生き方をしたいかで仕事(手段)を選べる時代です。
「30歳で仕事をリタイアしてそこからは好きな事だけして生活したい」
という人は不労所得の構築を目的とした副業が出来ますし、
「本業へ生かせるような副業がしたい」という人は、
知識やスキルが身に付く副業ができます。
また、「時間に余裕があるからお小遣い程度を確実に稼ぎたい」
という人はパートやアルバイト、単発の派遣バイトなどの副業ができます。
このように、個人の生き方、個人の価値観が尊重される時代だからこそ、
副業が活発となってきています。
サラリーマンこそ副業時代に備えよう

ここまでで、2020年に副業時代が本格化する根拠がお分かり頂けたかと思います。
では、どのような人が副業時代に備える必要があるのでしょうか?
主婦の方や時間に余裕のある方は副業をお勧めしますが、
最も副業時代に備えておくべき人は、サラリーマンです。
2つの理由を以下に挙げて説明していきます。
給料が上がりにくい時代
以下のグラフは日本の実質賃金の推移を表したものです。

このグラフから分かるように実質賃金は下がっていく一方です。
実質賃金とは賃金額を物価指数で割った値です。
簡単に例えると来年物価が2%上昇し、昇給は1.8%だった場合、
0.2%給料の価値が下がっているということです。
昇給しているのに給料が価値として下がっているのです。
実質賃金マイナスは今後も予想されることで、サラリーマンにとっては厳しい現実です。
AIやRPAに仕事を奪われる
AIやRPAの発達により、業務を自動化できるようになってきました。
これにより、サラリーマンはどんどん仕事が奪われていきます。
とある研究チームによると日本で働いている人の約半数の49%の職業が機械や人工知能によって代替可能であると報告されています。

副業に取り組む3つのメリット

最も副業時代に備えておくべき人は、サラリーマンということが、
先ほどの内容でよくお分かり頂けたかと思います。
それでは、本業一本で生活する場合と比較して、
副業のメリットとデメリットを3つずつご紹介いたします。
本業とは別に収入が入る
副業をする1番のメリットは、やはり本業とは別に収入が入ることでしょう。
副業をすることで、
「今までのように外食を我慢しなくてよい」
「いつもよりワンランク上の食材が買える」
「ブランド物の洋服に手が出せる」
など
今の生活がもっと幸せなものになります。
それでは、副業はどれくらいの収入を得ることができるのでしょうか。

調査の結果、副業の月収で1番多かったのは
23.8%の5~10万円未満で、平均月収は6.82万円でした。
月に6万円副業でもらえたら、1年で72万円。
10年で720万円にもなります。
30歳で副業をはじめ、60歳で退職した場合、
30年間で2,160万円も稼ぐことができます。
「老後に2,000万円足りない」と言われておりますが、
副業をすることでこの2,000万円を稼ぐことができるのです。
本業以外でのスキルや知識が身に付く
本業とは別の業種、職種で副業をすると、
本業以外のスキルや知識が身に付きます。
例えば、本業は事務仕事で副業は接客業をするとします。
事務仕事では、WordやExcel、電話対応などのスキルや知識が身に付きます。
そして接客業では、お客様との会話力や常に笑顔で対応できる力などの
スキルや知識が身に付きます。
このように、副業をすることで本業以外のスキルや知識を身に付けることができ、
得られたスキルや知識はキャリア形成に活かすことができます。
好きなことを仕事にできる
本業の仕事内容が嫌いな方は、副業でも苦手な仕事をすることは避けたいですよね。
サラリーマンは本業の収入があるため、副業ではやりたいことに挑戦できます。
サラリーマンは、好きなことを副業にできることもメリットの1つです。
副業に取り組む際に押さえておきたい3つのデメリット

続いては、副業に取り組むうえでのデメリットをお伝えします。
プライベートの時間が少なくなる
正社員で働いている場合、大体の会社では週5勤務です。
ここからさらに、別の仕事をするとなれば
毎日の仕事終わりや休日を副業の時間にしなければなりません。
そうなると、当然プライベートの時間は少なくなります。
すぐに結果が出にくい
本業と並行しながら副業をするので、
すぐには結果がでないことが多いです。
それでもコツコツと副業できる方なら問題ないのですが、
「結果が出ない!もう嫌だからやめる!」となってしまう方は要注意です。
どの副業をするかにもよりますが、
6ヵ月~1年ほどは成果が出なくて当たり前です。
成果がすぐに出なくても、忍耐強く続けましょう。
健康管理が難しくなる
つい副業を頑張りすぎてしまい、深夜遅くまで仕事をしていると
翌日の本業で寝坊したり勤務中にミスが増えたりすることが多くなります。
また、本業+副業で疲れがたまり、風邪や熱にかかってしまう可能性もあります。

副業をすることは、今よりももっと健康管理に気を付けなければなりません。
「夜の〇時には絶対仕事を切り上げて睡眠の時間にする」
「2日間の休日のうち1日は休みの日にする」などルールを決めて
体調を崩さないよう心がけましょう。
副業時代にぴったりな8つの副業とは?

副業のメリットとデメリットが、どのようなものかお分かり頂けたかと思います。
副業には、アルバイトなど会社や職場に通勤をして
直接お客様とやり取りをするリアルビジネスや、
インターネットを通じて誰もが簡単に始められるネットビジネスなど、
様々な種類があります。

今回は、忙しいサラリーマンでも手軽に始められて、
月30万円を稼げる副業を8つご紹介いたします。
情報発信ビジネス
情報発信ビジネスとは、
インターネット上で自身のブログやサイト、SNSなどの媒体を持ち、
そこで情報やサービスを発信して収入を得るビジネスです。
メリット:物だけでなく、無形の情報も売ることができ、なおかつインターネット上で集客から販売まで行えるのでコストが圧倒的に安いです。
デメリット:コストがかからずにローリスクでできる分、本気になりにくいです。
アフィリエイト
アフィリエイトは企業が広告主で、売って欲しい商品をアフィリエイターに依頼します。
アフィリエイターは、自分のブログやサイトを使って商品を紹介し、
購入されるたびに、そのコミッションとして報酬を受け取ります。
メリット:成果報酬型の広告ビジネスのため、単価が高いです。
デメリット:ブログの閲覧数が増えても、購入者がいなければ収入にならないです。
転売
物を仕入れ、仕入れた値段よりも高く売ることで、その差額を利益とするビジネスです。
メルカリやラクマなどは転売ビジネスのプラットフォームです。
初心者は最もリスクの低い国内転売から行うことをオススメします。
メリット:パソコンではなくスマホでも行えるので、どこでもできます。
デメリット:最も手軽に始められる分、ライバルが多いです。
物販
転売は既に流通している商品を取り扱うのに対し、
物販はまだ流通していないものを卸売業者から仕入れて販売したり、
自身で製品化したオリジナル商品を販売するのが一般的です。
メリット:Amazon等の有名な売買サイトを利用できるため、自分でサイトを運営する必要がありません。
デメリット:仕入れ等の資金が必要なので、ネットビジネスの中ではコストがかかりやすいです。
クラウドソーシング
ブログ記事の執筆、ロゴデザイン、ネーミングなどの仕事を
ネットで外注・受注できるサービスです。
ココナラやクラウドワークスはそのプラットフォームです。
メリット:端かは安いですが簡単なタスクから始めることができ、成功体験を感じやすいです。
デメリット:クライアントとの契約が終了すると、また新たな仕事を探さなければ報酬が得られないので、長期的な不労所得にはなりません。
アドセンスの広告収入
グーグルが提供している、コンテンツマッチ型広告を配信するサービスです。
自分のブログやサイトを訪問した人が、サイト内に表示されている広告をクリックすると、グーグルからサイト運営者に報酬が支払われる仕組みです。
メリット:商品を販売するわけではないので、在庫を抱えるリスクがありません。
デメリット:アドセンスの審査基準が他のASPよりも高いです。
Youtuber
Youtubeに動画を上げて、視聴されれば収入が発生するビジネスです。
Youtuberの収入源は、動画に挿入される広告収入と企業案件収入の2種類があります。
個人差はありますが、1再生0.1円といわれています。
これはグーグル側からの報酬です。
企業案件収入とは、企業側が宣伝してほしい内容を
自分の動画内にアップすることで企業側から報酬を得られます。
メリット:近年YouTubeの視聴者数が増加しているので、再生回数が増えやすいです。
デメリット:参入者が多いため差別化を図り、ポジションを確保できる保証がありません。
投資・投機
投資とは、将来が有望な投資先に長期的に資金を投じることで差益を狙うことです。
投機とは、相場の変動を利用して利益を得ようとする短期的な取引です。
メリット:他の副業と異なり、資金を投じて
後は利益が上がることを待つだけですので、ある程度放置することができます。
デメリット:元本が保証できない可能性があります。
まとめ
2020年代には、副業が当たり前の世の中になると予想されており、
理由は「少子高齢化で企業の採用が減少」、「グローバル経済の観点から、日本の経済力が弱くなってきている」、「個人の価値観が尊重される時代」の3つが挙げられます。
そして、最も副業時代に備えておくべき人は、サラリーマンです。
副業のメリットやデメリット、どの副業をするのかをよく考えて、
これからの人生をより良いものにしてみてはいかがですか?