
自分のWebサイトを運営・運用していきたいなら、
GoogleのSEO(検索エンジン最適化)対策で、
「自分のWebサイトは、Googleからどう評価されているか?」
「自分のWebサイトは、Googleのガイドラインに準拠しているか?」
を把握しておくことが非常に重要です。
これらのSEO対策は『Google Search Console』というツールで全て確認できます。
なので、ここではSearch Console(サーチコンソール)の導入方法から使い方を解説してまいります。
■目次
Search Console(サーチコンソール)とは?
『ウェブマスター』に向けて、
Googleが提供している計測ツールが『Googleサーチコンソール』です。
「自分のWebサイトが、正常にGoogleインデックス(=登録)されているか?」
「自分のWebサイトが、Google検索結果画面でどのように表示されているか?」
「自分のWebサイトにエラーが生じていないか?」
など、様々なチェック項目から無料で確認できます。
なので、自分のWebサイトを最適に運営・運用していくためには、
『Googleサーチコンソール』の利用が必須というわけです。
Googleのツールなので、まずはにログインしましょう!
Search Console(サーチコンソール)を導入する

Googleに『ログイン』→『Search Console』の画面で『今すぐ開始』をクリックします。
↓
自分のWebサイトのURLを入力すると『プロパティを追加』が有効になるので、クリックします。

↓
『所有権の確認』画面は、
『サーチコンソール』で、自分のWebサイトと自分のメールアドレスを紐付ける最重要作業です。
『ファイルをダウンロード』には、サーバーに設置するHTMLファイルが表示されています。
自分のWebサイトの所有を認めてもらうために、クリックします。

↓
『Serach Console』と『Googleアナリティクス』を連携すると、
『Googleアナリティクス』でも、
『検索クエリ(検索される言葉やフレーズ)』を確認できるので、
『Serach Console』導入時に連携の設定をしておきましょう。

『Search Consol』eのデータは『所有権の確認』が済むと閲覧できるので、
自分のWebサイトをつくる際、
ドメインが決定したら『Search Console』に『所有権の確認』をしておきましょう。
自分のWebサイトと自分のメールアドレスを紐付けて『所有権の確認』が確認され、
『Serach Console』の導入が完了されて使用できるようになれば、次へ進みます!
Search Console(サーチコンソール)の各項目
自分のWebサイトを最適な運営・運用するために必要な『Search Console』の各項目を見ていきます。

サマリー
- 過去3ヶ月間のデータが要約表示される項目です。
- 『エラー』が出ているなら詳細を確認しましょう。
検索パフォーマンス
過去 3 か月間に Google 検索でページがクリックされた回数が表示される項目です。
また、
データにフィルタをかけると、クリック数だけではなく、クリックされたキーワードなども調べられます。
URL検査
「どの URL を正規ページにするか?」は、
ユーザーが選択できませんが、Googleへ提案できる項目です。
「モバイルファーストのインデックスになっているか?」なども確認できます。

インデックスカバレッジ
ガイドラインでは『インデックスカバレッジ』=サーチコンソールでは『カバレッジ』と表記され、
自分のWebサイトのインデックス状況を知ることができる項目です。
Googleにインデックスされていないとき『エラー』表示されます。
検索してもGoogleに表示されていないからです。
サイトマップ
「自分のWebサイトをGoogleに正確に伝えるために登録するデータ」
=「サイトの地図」です。
GoogleにWebサイトの構造を把握してもらいやすくなる項目です。
セキュリティと手動による対策
Googleは、悪質なスパム・法律違反・セキュリティ問題があるサイトを削除できるので、
自分のWebサイトに問題があれば、Googleからメッセージが送られてきます。
しかし、『手動による対策』の項目から、
内容を確認し、修正してGoogleに報告できるという項目です。
定期的にチェックすることで早急対応できます。

リンク
自分のWebサイトに繋がっているリンクの状況が確認できる項目です。
『外部リンク』→『上位のリンク元サイト』→『詳細』をクリックすれば、
『被リンクURL一覧』をダウンロードして精査できます。
『Search Console』の項目の使い方を確認できたら、次は『Search Console』を使っていきましょう!
Search Console(サーチコンソール)の使い方
ここでは、自分のWebサイトの運営・運用時の、
『Search Console』の活用方法を、それぞれご紹介していきます。
検索パフォーマンスのフィルターの使用方法は?
自分のWebサイトを最適に運営・運用していくのに必要な『Search Console』各項目では、
過去 3 か月間が要約表示される『検索パフォーマンス』がありますが、
フィルター使用で、さらに深く調べられます。
例えば「AMPページで、過去半年間にクリック数が多いURLは?」を調べるなら、
『検索での見え方』→『AMP:通常の検索結果』
『日付』→『過去6ヶ月間』、
『ページタブ』の選択でデータ表示されます。
『検索パフォーマンス』の検索方法がわかったら、『流出キーワード』の調べ方を見ていきましょう!

特定URLの流入キーワードを調べる方法は?
『Google Analytics』だけでは、特定URLの流入キーワードを調査できません。
「えは、どうすればいいの?」というときにも安心です。
『Search Console』と合わせれば、特定URLの流入キーワードも調べられます。
日付は、デフォルト状態で過去3ヶ月間に設定されていますが、設定し直せます。
フィルタ欄の『新規』→『ページ』のクリックで、URLを入力するテキストボックスが出現するので、
調べたいURLを入力すると、URLに紐付いたデータ表示で調べられます。

『流入キーワード』の調べ方がわかったら、『特定キーワード』について見ていきましょう!
特定キーワードの平均掲載順位は?
なぜ『特定キーワード』の掲載順位を調べることが必要なのでしょう?
SEO対策で、コンテンツを作成している場合、
「キーワードごとの順位」の確認で、成果を確認できるからです。
『特定キーワード』を調べる手順は、
特定URLの流入キーワードは?手順と途中まで一緒です。
『検索キーワード』で、調べたいキーワードを入力します。
デフォルトでは、部分的な一致のキーワードで調べる設定になっているので、
完全一致のキーワードで調べたいなら、設定し直しましょう。
例えば↓では『Webマーケティング』という流入キーワード状況を確認しています。
検索順位は日々変動するものなので、定期的に確認して対応していきましょう。

『SEO対策』で、特定のキーワードを調べていく方法がわかったら、
次は『インデックス(=登録)状況』について確認していきましょう!
インデックス状況に問題がないか?
なぜ、インデックス状況に問題がないか?知っておく必要があるのでしょうか?
せっかく、自分のWebサイトに素晴らしいコンテンツを用意しても、
Webサイトが『Search Console』に正常にインデックスされていないなら、
運営はうまくいかないからです。
定期的に確認しておくことで、
インデックス状況が正常ではない『エラー』にも、すばやく対応することができます。
『カバレッジ』をクリックすると、デフォルトで『エラー』のページ件数が表示されます。
↓
各項目の詳細画面で『修正を検証』クリックをすると、
Googlebotがサイトを巡回してくれるので、
「自分で意図した操作のエラーは解消されているか?」
「解決済エラーは解消されているか?」
を確認できます。
自分で意図していない項目にエラーが出ていれば、Webサイトの最適運営のためにページを修正します。

まとめ
『Search Console』は、
自分のWebサイトの流入状況が日々確認できる上に、問題があれば警告してくれるため、
ウェブマスターにとって必要不可欠ともいえる心強い存在です。
『Search Console』は、毎日確認し、施策を練り、エラーを解消することで、
一つでも多くのWebページがGoogleにインデックスされるようにしていきましょう!